境内の大卒塔婆で法要する住職と参列者

 浄土宗の開祖、法然上人の忌日法要にあたる御忌(ぎょき)が13日、みなべ町山内の新福寺(原田俊覚住職)で行われた。

 日高川町から田辺市にかけての西山浄土宗27カ寺でつくる南紀西山護法会が主催で、毎年この時期に各寺持ち回りで行っている。今年は新型コロナ感染防止のため例年行っている稚児行列などを中止し、みなべ町内の6カ寺の関係者のみが参列して法要を行った。

 境内には、法然上人の墓に見立てた大卒塔婆が建てられ、6カ寺の住職が読経する卒塔婆廻向が行われ、参列者も手を合わせた。

 続いて本堂で満座法要があり、原田住職が導師を務め、高座に上がって法然上人をたたえる「歎徳疏(たんどくのしょ)」を読み上げた。