日高川町は1日、4日に開会する議会3月定例会に提案する新年度予算など22議案を発表。2022年度の一般会計当初予算は前年度比1・28%(1億1000万円)増の86億8000万円。

 22年度一般会計の主な歳出は、道路新設改良費約8億2200万円、老人福祉費約4億4500万円、保育所運営費約4億4200万円など。新規事業では、鳴滝オートキャンプ場整備に800万円、住民票などのコンビニ交付システム導入委託に約800万円、人口維持対策で新婚生活支援事業補助に300万円、ゼロカーボン促進関連事業で家庭用蓄電池購入補助に500万円などを計上している。

 新型コロナ感染対策対応地方創生臨時交付金事業費は約1億4200万円で、町プレミアム商品券、飲食店限定プレミアム商品券の両事業は前年より予算を倍増させる。水道料金の減免やスクールバスの増便事業なども継続して行うほか、新たに大学生等応援給付金(1人10万円)、出産時の妊婦付添人を対象にした自費PCR検査費の助成(1人1万5000円)などを盛り込んだ。

 その他の議案は、21年度の一般会計補正予算(約2億2600万円追加)など。人事案では、人権擁護委員の任期満了に伴い、新たに直川豊さん(71)=小熊=の推薦に同意を求める。