ここ最近、朝起きると目が痒く、鼻がムズムズする日が続く。周辺からはくしゃみの音も聞こえ、本格的な花粉シーズンに突入したようだ。薬箱を探して昨年の薬の残りをいくつか見つけたのでしばらくはしのげそうだが、近いうちにまた病院にもらいに行こうと思う。

 一般財団法人日本気象協会によると2月28日現在、和歌山は「飛散中」と表記されており、本州の他地域よりひと足早く始まっているようだ。スギは3月上旬から中旬がピークで、その後にくるヒノキは4月中旬から上旬がピークになるという。

 ことしの飛散量は昨年や例年と比べてどうだろうか。飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響するとされており、気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるといわれている。昨年夏の日照時間は全国的にはほぼ平年並みだったが、近畿や山陰の一部地方では日照時間が少なく、関東から北の地域では、前年と比べて大幅に日照時間が増えたとのこと。そのため東日本では比較的多く、近畿より西では比較的少なくなるとのこと。

 和歌山も少ない方だが、それでもすでに症状が出ているという人も多いだろう。特にコロナ禍の今、花粉なのかコロナなのかわからない場合が多い。コロナになって3年目の花粉シーズンだが、今のコロナは花粉症の症状との類似点が多いという。くしゃみや鼻水などの症状は共通している。発熱は花粉症では症状が出にくいので、コロナの可能性を疑った方がよいとのことだ。

 いずれにしても花粉症では目や鼻を触る機会が増えるので、コロナに感染するリスクも高くなるだろう。薬の使用などでできるだけ症状を抑え、コロナへの感染を防ぐようにしよう。

(城)