成魚のアマゴを放流(龍神村安井で)

 日高川のアマゴ漁が3月1日に解禁されるのを前に、日高川漁協は25日、田辺市龍神村の本流にアマゴの成魚4600匹(310㌔)を放流した。

 アマゴは魚体にパーマークと呼ばれる楕円斑の模様と、きれいな朱点がある渓流魚。日高川は有名河川だが、近年は釣り客が減少傾向で、アマゴ釣りの裾野を広げようと、2017年から解禁前に成魚を放流している。放流直後の魚は警戒心が少ないため比較的釣りやすく、初心者らにも楽しんでもらえるという。

 放流場所は安井地内、宮代キャンプ場周辺、龍神温泉元湯周辺(龍神)の3エリアで、それぞれに2カ所ずつ。大きさは約20㌢以上で中には30㌢を超える大物もある。

 昨年6月には中津から龍神の上流域までに稚魚24万8000匹を放流しており、漁協は「今年も十分に釣りを楽しんでもらえる」と話している。

 漁期は9月30日まで。遊漁料は年券5500円(税込み)、日券2200円(同)。問い合わせは漁協℡0738(52)0224。