試走に訪れた平野さん㊥(日高川町の上田原橋で)

 日高地方でも愛好家が増え、サイクリングの人気が高まる中、御坊市立体育館発着で日高川や印南の各町を走るイベント「御坊市じゃんけんライド」が20日に行われる。山や海の美しい景色を見ながら冬のライドを満喫するほか、コース途中に設けられたエイドステーションでの補給食(スイーツ)やツアー券を懸けたじゃんけんがある楽しい内容。前日まで参加申し込みを受け付けている。

 主催はサイクリングのツアーやイベントの企画・運営、洗車専門店を手掛ける大阪府箕面市の㈱オレンジフィット(平野由香里代表)。インフルエンサーとしても活動する平野さんが、和歌山県のサイクリングルート「WAKAYAMA800」を走った際、日高地方の景色を気に入り、初めて企画した。

 午前9時から受け付け、9時半から開会式を行い、スタート。コースは市立体育館から日高川町の椿山ダムへ向かい、田辺市龍神村から印南町の印南漁港へ出て、海岸線を通ってぐるりと回ってくる90㌔で、申し込み後にメールで送られる地図を見て走る。

 エイドステーションは道の駅SanPin中津(スイートポテト)、日高川レイクブリッジ(釣鐘まんじゅう)、かえるの港(ぜんざい)の3ポイント。それぞれスイーツを持って待っている平野さんとじゃんけんし、「勝てばゲット」「負ければなし」というルールになっている。

 また、参加者一人ひとりに5枚のじゃんけんシールを配布し、エイドステーションで会った人とじゃんけんして互いのシールを取り合って、最終午後5時までに市立体育館に戻って最後のじゃんけん大会を開催。勝ち残った人や多くのシールを集めた人らに賞品を用意している。

 ロードバイクやクロスバイクの車種は問わず、マイバイクでのイベント。参加費は500円。申し込みはウェブで「御坊市じゃんけんライド 予約」で検索。