大賞受賞の 「マジックアワー」
細川さん

 日高町主催、第1回フォトコンテストの入賞作品が決まり、大賞には印南町印南原の細川信太郎さん(75)の「マジックアワー」が選ばれた。

 写真を通じて隠れた観光スポットや美しい風景を新たに発掘しようと、今回が初めての試み。昨年7月から12月まで作品を募集し、県内外から86点の応募があった。日高町フォトクラブのメンバー2人が審査し、大賞1点のほか、金賞1点、銀賞2点を選んだ。入賞作品はポスターなどに使用し、町の観光振興に役立てる。

 細川さんの作品は産湯海岸で撮影。ヤシの木のバックに夕陽が沈む構図で、日没後数十分の薄明りの時間帯(マジックアワー)を狙い、水平線近くにできたきれいなオレンジ色の空を撮影した。

 細川さんは13年前に友人に誘われて南紀カメラクラブに入会し、本格的にカメラを始めた。2012年に日高川町で開催された「星空・あおぞらフォトコンテスト」でも大賞に選ばれている。受賞に際し、「ただただ、びっくりしています。とてもうれしいです」と笑顔を見せた。

 金賞は美浜町田井、権神貞夫さんの「立ち上がる天の川」。銀賞は日高町高家、玉置秀夫さんの「朝の港」と同町荊木、上畑考士さんの「いにしえの石畳道」に決まった。