どの商品を購入しようか悩む買い物客

 14日のバレンタインデーを前に、スーパーなど各店は商戦まっただ中。御坊市のオークワロマンシティ御坊店でも1階催事場の特設売り場にさまざまなチョコレートが並び、どれにしようか迷う買い物客の姿もみられる。

 同店の特設売り場は先月6日からオープンし、有名メーカーの商品やブランドチョコ、友達や同僚に贈る手ごろな商品などが幅広くラインナップされている。

 約20台のショーケースの中には、普段は百貨店でしか見かけないような商品も。面白いものでは、アロマをイメージした癒やしのチョコ、車をかたどった缶にミニカーのおもちゃがついたチョコ、かわいい動物が描かれたパッケージのチョコなどがある。高級ブランドの「ゴディバ」や人気キャラクターの「ポケモン」が描かれたパッケージのチョコはすでに売り切れたという。

 担当の岡田佳代子チーフに今年の傾向を聞くと、例年同様、高価な商品が先に売れているが、特に多いのが家族で楽しむための〝家族チョコ〟を購入する人。家にいる時間が増え、人に会う機会も減ったことで、「じゃあ自分たちでちょっとぜいたくしよう」と、高級なものを複数買う人が増えているという。また、衛生面の問題で、友達や部活仲間に配る手作りチョコを作るのが難しいこともあり、売り場には制服を着た学生も多くみられる。

 このような状況もあって既製品チョコの需要が増えているなか、年々仕入れるメーカー数や個数も増やしているものの、人気の商品は早く売り切れてしまうという。

 岡田さんは「見ているだけで楽しい商品を取りそろえていますので、売り場をじっくり回って吟味していただければ」と話している。