再運行が決まったWEST EXPRESS 銀河(昨年7月、日高川町入野で)

 JR西日本は、昨年、京都から新宮まで運行し、人気を集めた観光列車「WEST EXPRESS 銀河」を、10月から来年3月にかけて再び運行すると発表した。

 銀河はJR西日本が「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」として、国鉄時代に新快速として運用されていた車両を観光列車に改造。昨年の運行では、和歌山駅や串本駅などで途中下車してご当地グルメをふるまったり、特産品を販売するなど、沿線地域の「おもてなし」が好評だった。定員はコロナの状況を鑑み、1回の運行につき54人だったものの、申し込みが殺到、約3000人が乗車した。

 今年の運行では「おもてなし」をリニューアル。日によって停車駅を変えるなどし、さらに景観を楽しめるよう、海の景色が見える席数を増やし、沿線の雑草などを伐採して景観の改善に取り組む。コロナの感染状況をみて定員の増減も判断するという。