こんにゃくを供え手を合わせる参列者ら

 「こんにゃく地蔵」の愛称で親しまれている印南町樮川の畑峯六地蔵尊で22日、会式が行われた。

 江戸時代から続く伝統行事で、供えたこんにゃくを持ち帰って食べると家内安全や無病息災のご利益があるとされる。本堂では手指の消毒や換気などの新型コロナ対策が行われ、供えられたこんにゃくを横に、地元浄土寺の吉水信章住職がお経を読み、参列者が線香に火をつけて手を合わせていた。

 例年は3回に分けて餅まきを行っているが、感染予防で昨年に続き今年も中止。参列者は「オミクロン株の影響で感染者が増えており、心配です。何とかコロナが収まり、今年1年は平穏でありますように」と話していた。