写真=由良湾に停泊する最新鋭潜水艦たいげい

 由良町の海上自衛隊由良基地分遣隊(佐藤浩隊長)に17日から18日にかけて、最新鋭の潜水艦「たいげい」が入港した。

 たいげいは全長84㍍、深さ10・4㍍で、基準排水量は海自の潜水艦としては史上最大となる3000㌧。動力として、GSユアサが開発した大容量のリチウムイオン電池を搭載しており、潜航中の運動能力を向上させている。

 浮上している時は上部構造物しか見えず小さく感じるが、海面下の胴体はジャンボジェット並みのサイズで驚くほど大きい。

 たいげいは2018年に三菱重工業神戸造船所で起工、昨年10月に進水した。現在は、各種性能を確認するための試運転が同社により行われており、来年3月に防衛省に引き渡され就役する。