写真=クサガメを笑顔で追いかける園児

 みなべ町上南部こども園で19日、すさみ町立エビとカニの水族館と海南市の県立自然博物館の移動展示が行われ、園児と保護者が親子で生き物とのふれあいを楽しんだ。

 例年行っている親子遠足を新型コロナ禍で中止とし、代わりに楽しめるイベントをと企画した。

 エビとカニの水族館からはタッチングプールが持ち込まれ、園児と同じくらいの大きさのアオウミガメとウミガメの子どものほか、アフリカ原産のヒョウモンガメ、クサガメ、おとなしいイヌザメ、イセエビ、ゾウリエビなどがいっぱい。園児たちは恐る恐るタッチしたり、歩き回るクサガメを笑顔で追いかけて一緒に散歩するなど楽しんでいた。

 深見美乃さん(32)は1歳児保育の碧志君(2)と一緒に参加し、「コロナでなかなか外出できないので、こんな機会はうれしいです」と喜んでいた。
自然博物館は室内でタヌキやキツネ、アナグマなど県内に生息する動物やサメの口の骨格などを展示した。