写真=犬とのふれあいを楽しむ児童

 日高川町の寒川第一小学校(高台浩校長)で22日、動物愛護教室「わうくらす」が開かれ、児童が犬とのふれあいを通して、思いやりの心を育んだ。

 わうくらすは、小学生を対象に動物を通して命の大切さや他者との関わりを学ぶことにより、豊かな心を育むことを目的に、2002年にスタートした県の動物愛護啓発事業。この日は、御坊保健所と公益社団法人愛玩動物協会和歌山県支所、県動物愛護センターの職員ら、ボランティアとその愛犬4匹が来校した。

 1・2年生は、心音聴取など「命を感じる」「犬との接し方」、3・4年生は、犬の体の観察など「犬を知る」「犬と人との関わり」、5年生は、手洗いなど「ズーノーシス(人獣共通感染症)」「野生動物」などについて学んだ。各講義で犬とのふれあいも楽しんだ。

 5年生の木下藍空さんは「動物が大好きで家でも猫を飼っています。犬も好きなので今日はふれ合うことができてうれしかったです。感染症防止のための手洗いの仕方も教えてもらったのでとてもためになりました」と話していた。