写真=設置されたオブジェを見つめる赤松代表

 みなべ町清川公民館前の駐車場に、世界農業遺産みなべ・田辺の梅システムや持続可能な里づくりをPRするメモリアルオブジェが設置され、26日にお披露目された。

 清川里山まつり実行委員会(赤松宗典代表)が、みなべ町などの世界農業遺産住民提案型助成事業を活用して設置した。

 高さ約4㍍、スギの丸太に清川の里山や世界平和をイメージしたイラストを施した。中央には町内のイラストレーター松下恭子さんの紙芝居「うぐいすになった梅法師」に登場する着物姿の女の子を描き、周りには南高梅、平和の象徴である大賀ハス、清川で咲くキイジョウロウホトトギスやアサマリンドウなどをあしらった。イラストは、龍神村在住のエアブラシアーティストの柴田友助さん(66)が約半年かけて描いた。丸太の上には地球儀をイメージしたオブジェと笠を付けている。

 現地で行われた建立式には、地元区長や区民らが出席。小谷芳正町長が除幕し、「清川の地域を発信する拠点や道しるべになることを期待している」とあいさつ。二階俊博自民党幹事長の秘書二階俊樹さんも祝辞を述べ、出席者で記念撮影した。赤松代表は「清川の人々の日常の暮らしや自然との共生をイメージした」と話していた。