日高川町建設業協同組合(清水達成理事長)は28日、紀州路クリーン作戦の一環で37社から158人が参加し、町内各地で道路の清掃を行った。

 町内の主な町道などを対象に30カ所以上に分かれ、道路沿いの草刈り、橋の欄干やトンネル内の清掃、カーブミラー磨きなどに汗を流した。和佐地内の町道では道路に木が覆いかぶさっているところが多く、作業員が草刈り機やのこぎりを手に枝葉を伐採。高い場所ではトラックの荷台に足場を組んだり、ダンプの上に乗るなど建設業者ならではの手法で、高所でも手際よく作業を進め、周辺はすっかりきれいになった。

 美浜町の職員も28日、紀州路クリーン大作戦に参加し、町内の道路脇等の清掃活動に汗を流した。

 籔内美和子町長と防災企画課の職員は、和田の御﨑神社付近から中央公民館までの松林沿いの道路を、1時間以上かけて清掃。草が生い茂っている場所から、ポイ捨てされたと思われるゴミが大量に見つかった。

 多かったのはたばこの吸い殻やスーパーの袋に入ったビール缶、弁当のゴミ。袋を破き、缶などを分別して回収していった。

 籔内町長は「こんなにたくさんのポイ捨てゴミが見つかったのは、ショックです。たばこの吸い殻を松林に捨てるのは大変危険なので、やめましょう」と話していた。