写真=ガッツポーズで無事到着を喜ぶ辛坊さん(ニッポン放送提供)

 ヨットの太平洋単独無寄港横断に挑戦していたキャスターの辛坊治郎さん(65)が復路の航海にも無事成功し、24日朝、出発地の大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーに帰港した。

 午前9時19分、辛坊さんのヨットが入港すると、約10発の花火が打ち上がり、待っていた約30人の仲間らから拍手が湧き起こった。直後にラジオ番組に生出演した辛坊さんは「帰ってきましたー。ありがとうございました。」と元気に話し、少し涙ぐんだ表情を浮かべていた。

 辛坊さんは4月9日に同ヨットハーバーを出港し、何度も台風や低気圧に巻き込まれながらも、69日間の航海に無事成功し、6月16日にアメリカ、カリフォルニア州サンディエゴに到着。その後7日間の休養を経て再び復路を単独航海し、64日間で帰還した。

 辛坊さんが操船するヨット「kaorinⅤ」号は、23日午後8時半ごろには潮岬の南西沖に到達し、24日午前5時20分ごろに美浜町三尾の日の岬沖を通過、7時半ごろには紀淡海峡を通過していた。