写真=3位入賞した箕島(前列中央が井ノ上選手、後列左から2人目が前田選手)

 全国高校総合体育大会相撲競技が6日から8日までの3日間、新潟県糸魚川市民総合体育館で開かれ、御坊市出身の井ノ上豪志選手(3年・野口小、箕島中)と、前田哉選手(1年・名田小、箕島中)がメンバーの箕島高が、団体で3位に入る健闘を見せた。前田選手は予選で3戦全勝、井ノ上選手は決勝トーナメントで4戦3勝と、ともにチームの躍進に貢献した。

 団体戦は5人。予選1回戦は金沢学院(石川)を4―1、2回戦は樹徳(群馬)を5―0、3回戦は下関北(山口)を5―0で破り、32チームによる決勝トーナメントに進出。前田選手は予選3試合にチームの大将として出場し、はたき込み、はたき込み、引き落としで全勝する活躍だった。

 決勝トーナメントからは前田選手に代わって井ノ上選手が大将を務めた。1回戦は黒羽(栃木)を5―0、2回戦も秋田北鷹(秋田)を5―0、準々決勝は文徳(熊本)に4―1で勝利。準決勝は再び金沢学院と対戦し、1―4で敗れた。井ノ上選手は引き落とし、送り倒し、下手投げで3勝を挙げたが、準決勝では寄り倒しで敗れた。

 井ノ上選手は「団体優勝を目指してみんなで稽古に励んできましたが、3位という悔しい結果に終わりました。全国優勝を十分狙えるメンバーなので、国体では必ず優勝します」、前田選手は「初めてのインターハイで3戦3勝できてよかったですが、引いてしまうことが多かったので、自分の突き相撲が出せなかった。これからは突きで勝てるように稽古を頑張ります」と話した。

 井ノ上選手は個人戦にも出場し、100㌔未満級でベスト8(5位)、無差別級も決勝トーナメントに進出したが、団体戦を優先して途中棄権した。