写真=鑑識体験で指紋採取に挑戦する参加者

 警察の仕事を知ってもらおうと、田辺署は8日、採用説明会を開き、卒業予定の高校生ら8人が鑑識などを体験した。

 地域課や交通課、刑事課など警察官の仕事を説明したあと、若手警察官2人が「警察官になりたい強い気持ちがあれば絶対になれる」「私は2度目で合格できた。失敗したとしてもあきらめないで」とアドバイスした。

 鑑識体験では、ビンについた指紋の採取に挑戦。手袋をはめ、ビンに粉を振りかけると指紋がくっきりと浮かび上がり、専用シールで採取に成功していた。逮捕術のデモンストレーションや白バイ、パトカーの見学なども行った。

 神島高校3年の宮本聖也君(田辺市龍神村)は「地域を守る警察官に憧れています。生の声を聞いたり、初めて鑑識体験をしたりして、なりたい気持ちが強くなりました」と笑顔で話していた。

 警察官A、Bの採用試験は今月20日まで受け付けている。