写真=抱負を語る山口税務署長

 大阪国税局7月10日付の人事異動で御坊税務署長に新しく、前大阪国税局総務部税務相談室主任税務相談官の山口美雪さん(54)が着任。御坊税務署初の女性署長が誕生した。

 香川県出身で、女性採用が開始されて4期目の1985年4月に入職。総務課や人事二課、税務大学校(埼玉県)などで主に人材育成に携わり、「専門知識をいかに短期間で習得し一人前になってもらうか」を常に考え従事。尼崎税務署で副税務署長、大阪国税局総務部税務相談室主任税務相談官を経て着任した。

 御坊税務署については、「20人の職員の約半分が30歳以下と活気がある。若い職員がいかにスキルアップし頑張ってもらえるか、やりがいを感じています」とし、「国税庁では税務手続きのデジタル化を進めており、2004年から普及に力を入れてきたe―taxは浸透してきましたが、納付手続きのキャッシュレス化はまだまだ遅れており、特に法人の方の納付は銀行や税務署の窓口で行われています。便利な納付方法があることを広くPRし活用してもらえるよう努めたいです」と話している。

 県内での勤務は初めてで「蓮の花を見に行きました。コロナで飲食店には行けていませんが、スーパーに行くと野菜や果物が安く、おいしいことに感激です。車も購入したので、これから素敵な景色を見たりおいしいものを食べに行ったりと楽しみです。早くコロナが収まってくれることを祈っています」と笑顔を見せていた。