写真=ミンチ機で細かく切断するあかもく会メンバー
由良町で海藻のアカモクの収穫が始まり、衣奈漁港内の施設で食品加工作業が行われている。健康や美容に効果があるといわれ、注目されている特産品。沿岸で収穫され、地元の漁協組合員でつくる「あかもく会」(中村和孝会長)のメンバーが加工し、スーパーなどで販売されている。今年は学校給食への使用も検討している。
アカモクは春に海岸の浅瀬で成長し、長いものは10㍍近くになる。船のスクリューに巻き付くこともあって厄介者扱いされてきたが、食物繊維のフコイダンなどの成分が多く含まれ、近年は免疫力アップ、整腸作用、美肌などの効果があるとされる「スーパーフード」として話題。紀州日高漁協と近畿大学の共同開発で、美容効果を生かした美容液「AKKYURA」も開発され、今年2月から販売されている。
食用としては2016年に同漁協が県内で初めて商品化。由良町の戸津井と小引で水揚げされるアカモクを「紀州あかもく」として販売している。
今年は先月28日から今月12日までに4日間収穫。漁船から鎌で刈り取られたアカモクは衣奈漁港の施設で食品加工され、最初に水洗いして湯通し。食べやすくするためにミンチ機で細かく切断し、機械で100㌘、500㌘の袋詰めにする。10日には会員13人が手分けして作業を行った。収穫量は例年並みの1・5㌧を目標としている。
アカモクは粘りがあって味にはくせがなく、味噌汁、酢の物、そうめんのつゆなどに入れるとおいしい。どんぶりに使って売り出している町内の飲食店もある。
中村会長(72)は「健康や美容に良く、毎日食べている町内の女性から肌がきれいになったという話も聞いています。ぜひ、味わってもらいたい」と話していた。


