生きづらさを抱えた人が安心感を得られる場所として、登校拒否・ひきこもりの子ども・青年をもつ日高郡・御坊市親の会が御坊市と美浜町で運営している「居場所」に続き、2日から新たに御坊市島に居場所「フレンドリーなかたっち」がオープンする。

 居場所は不登校に悩む中高生やひきこもりの大人、保護者らが集まり、日常の悩みや不安を相談したり、楽しくおしゃべりする交流の場。現在、親の会は毎月第4日曜に御坊市湯川町財部の日高教育研究センター(日高教育会館右側)で親同士の交流の場として、美浜町吉原、松原小西約300㍍の龍神耕造さん宅では「ひまわり」という名前で、親・当事者の居場所として毎週金曜に開設している。

 親の会とひまわりに続き、同じ趣旨で2日から始まる新しい居場所は、元小中学校養護教諭の中田光子さん(67)=印南町古井=が、御坊市島の東春日会場南約50㍍にあるほぼ空き家状態の親類の家を利用して開設する。名前は「フレンドリーなかたっち」。毎週日曜(第4は休み)・火曜の午後2時から5時まで。日曜は、ひきこもりの大人が自立できるようアクセサリー作りなどで手に職をつけてもらったり、不登校の子どもに授業の遅れを取り戻すために勉強を教えるなど、人生のステップアップのための支援をする。火曜は主に当事者や親の相談を行う予定で、「難しいことは考えずに、居心地のよい居場所としても使っていただければ」と話している。

 中田さんは40年間、コミュニケーションが苦手で、学校になじめない子どもらと関わった経験から、「学校になじめず不登校になった子どもや不登校が長期化し、ひきこもりとなってしまった大人の手助けをして、私も人と接することで成長していきたい」と活動に意欲を見せていた。
 問い合わせは登校拒否・ひきこもりの子ども・青年をもつ日高郡・御坊市親の会℡0738―22―0199、フレンドリーなかたっち℡090―8389―1728。

写真=手作りの看板を掲げた居場所 「フレンドリーなかたっち」 の前で笑顔の中田さん