メッセージアプリ「LINE」のユーザー情報などが、中国の子会社からアクセスできる状態になっていたことが発覚した。LINEでは「情報漏洩はなかった」としているが、LINEを活用していた自治体などは、他のSNSへの移行を検討し始めているという。

 LINEと言えば約10年前、スマホの便利アプリ特集で取材した記憶がある。タレントのベッキーさんがテレビCMしているころで、その当時は「無料通話アプリ」としてのイメージだったが、その後一気に普及し、無料通話はもちろんだが、標準メッセージアプリとして定着してきた。

 当初から情報が国外へ流出することを懸念する声はあった。「LINEは韓国製」というイメージがあるが、ネット記事などによると「LINEはNHN Japan傘下のネイバージャパンという日本法人により、日本で企画され、日本人の手で作られたため国産」という意見がある。一方で、親会社が韓国で、発案・陣頭指揮をとったのも親会社の関係者であるので、微妙なところだろう。

 世界でLINEを使っている国は、日本のほかはタイ、台湾、インドネシアの3カ国。韓国ではあまり使われておらず「カカオトーク」というアプリが有名。米国では「Facebook Messenger」が主流という。

 LINEの問題発覚後の記者会見によると、ユーザー数に大きな変化はないようで、筆者の周りでもやめるという声は聞かない。実際、仕事上でも重宝しているアプリなので、代替アプリなしでやめる人が増えれば、それはそれで困る。ただ今回の問題を機に純国産アプリが登場する可能性もあり、独占状態のLINEの地位が揺らぐのかどうか、注目したい。(城)