写真=喜びの野村店長㊧と野村代表

 大手寝具メーカーの西川株式会社と全国の寝具専門店で組織する「快眠ひろばの会」の第11回総会がオンラインで開催。年間表彰が発表され、日高町高家の株式会社ダイワセンイ(野村浩一代表取締役)が販売実績のプログレス部門(売上ポイント伸び率)で見事全国1位に輝いた。プレミアムオーダーマットレス部門でも過去最高の全国4位で、ダブル受賞の快挙となった。

 同会は西川の寝具ブランド「FITLABO」(オーダーメードシステム)を中心に快適な睡眠に特化したビジネスを展開。ダイワセンイのオーダー枕は、計算上、日高地方でも30人に1人が使っている人気ぶり。県内でわずか2店舗しか導入していない身体のラインを測れる立位測定器があり、測定結果と快眠マイスターのカウンセリングを基に個々の体に応じたオーダーメードのマットレスや枕などを販売している。

 快眠ひろばの会は全国124店舗が加盟。プログレス部門は枕やマットレス等の売上ポイントの伸び率で順位を決定する。ダイワセンイは2019年度(2月から1月)が254㌽だったが、20年度は784㌽とし、伸び率は308%となった。中でもマットレスのポイントは前年度の133㌽に対し、20年度は520㌽で前年度比390%と大きく飛躍した。月別の販売実績でみると、7月と11月にプレミアムオーダーマットレスが全国1位を獲得し、全国トップの売上伸び率につながった。同マットレス部門の年間販売実績も全国4位となり、表彰を受けた。

 オンライン総会の表彰後、野村浩介店長(33)が成功事例報告(スピーチ)を行い、「抗菌・抗ウイルス光触媒コーティング無料サービスを導入しました。コロナ禍の中で無理に商圏を広げるのではなく、地域密着型の戦略に舵を切り、地域の皆さまから一層愛されるお店づくりを目指しました。何よりも地域のお客さまに成長させていただいた一年でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と力強く語った。

 野村代表取締役(60)は「コロナ禍で従来の寝具は低迷している状況ですが、健康や睡眠、免疫力などに意識が高まり、質の高い睡眠を求めてご来店されるお客さまが増えています。結果として上質な眠りがとれるオーダーマットレスを中心としたマットレス、オーダー枕などの健康寝具に需要が集中したのではないかと考えています」とし、受賞に対して「名誉ある賞をいただき大変うれしく思います。日ごろからご愛顧いただいているお客さまのおかげと心から感謝しています」と話している。