写真=庭木の剪定方法を実技で学ぶ参加者

 県シルバー人材センター連合会主催の植木剪定(せんてい)講習会が26日から28日までの3日間、日高町と御坊市で開かれ、日高地方の会員が実技を通じて学習している。

 剪定作業を行う会員が高齢化するなか、受注に対する後継者を育成することが目的。2日目の27日は御坊市野口の民家で実技が行われ、御坊、印南、日高、美浜、日高川、由良の6市町から会員20人が参加。この日の講師は有限会社玉井造園土木(和歌山市)の石田剛さん、株式会社志野造園土木(紀の川市)の高幣悠二さん、大西農園種苗場(同)の大西清悟さんの3人で、「1年後の姿をイメージして」「真上に長く伸びた枝は切り落とす」などとアドバイス。参加者は剪定ばさみで不要な枝を切り落とし、ツツジ、マキ、マツなどの枝ぶりを整えていた。

 御坊市薗の玉井茂博さん(77)は「これまでは自分の家で庭の木を切る程度でしたけど、しっかりと勉強して技能を身につけたいと思います」と話していた。