写真=コロナ対策の考えを述べる仁坂知事

 第204回通常国会が18日召集され、菅首相は初の施政方針演説を行い、新型コロナのワクチン接種について2月下旬までに医療従事者を対象に接種開始できる体制の整備を明言。これを受けて仁坂吉伸知事も19日の定例会見で、「準備に最善を尽くす」と述べた。

 仁坂知事はワクチン接種について「私も打ちます。ぜひ皆さんにも接種していただきたい」と推奨する考えを持っており、接種に向けた庁内の準備体制については「健康推進課はコロナ対策の司令塔となっており大変。全ての業務をそこに押しつけるのではなく、福祉保健部全体の中でチームのような体制をつくってできれば」と説明した。

 また、最近の感染状況について「明らかに感染しているような人でもなかなか医者に行かず、医者に行っても陰性の所見だったが、その後結局、陽性だったというケースもある。多くの人に感染させる前に、早く医者に行き、医者もコロナを疑ってほしい」。さらに「県内の感染者数が高止まりしている。何とか保健医療行政で食い止め、県民生活は注意しながら続けてもらいたいが、感染が爆発すると、行動の自粛を要請せざるを得ない」とした。