写真=参加者を前に講演する門脇氏

 御坊保健所や市町、関係団体でつくる健康日高21推進協議会と御坊労基署のメンタルヘルスセミナーが14日、同保健所で開かれ、企業の健康管理担当者ら10人が参加した。

 御坊労基署安全衛生課労働基準監督官の門脇大地氏は「職場におけるメンタルヘルス対策」をテーマに講演し、職場での役割上の葛藤や人間関係、仕事の量的負荷などのストレス要因について解説。2015年12月から施行されたストレスチェック制度については、事業者が労働者に対して医師や保健師らによる心理的な負担を把握する検査を受けさせることが義務化(労働者50人未満事業所は当分の間努力義務)されていることに注意を促した。職場復帰支援プログラムについても紹介した。

 セミナーではひだか病院精神科臨床心理士の本林友梨さんも、「しんどい気持ちと付き合うコツ」をテーマに講演した。