日高高校の2年生5人は「総合的な探求の時間」の一環で、9月から今月まで難民のための募金活動を行い、約4万5000円が集まった。

 この授業では、生徒たちが複数のグループに分かれてさまざまな取り組みを行っている。募金活動を行ったのは八田乙桜(いちか)さん、中松宗一郎君、岡本華奈さん、鈴木はなさん、新谷脩君の5人。学校施設が整っていなかったり、食糧不足になっているなどの難民について学び、少しでも助けになることをしようと活動を始めた。

 市内のコンビニや飲食店、市役所など20カ所に募金箱を設置。箱は空き缶や段ボールなどをリサイクルして作り、各店をイメージしたデザインに仕上げた。9月から設置し、今月に入って回収。正確な集計はこれからだが、4万5000円程度集まっているという。

 メンバーは「募金箱を目立つところに置くなど、お店の皆さんにとても協力していただきました。また、多くの方に募金していただき、思った以上に集まり、地域の皆さんの温かさを感じました。ありがとうございました」と話している。募金はユニセフに寄付する。

写真=集まった募金、募金箱を手にメンバー