近畿大学(大阪府東大阪市)と同大学発のベンチャー企業である株式会社アーマリン近大(白浜町)は、白浜町にある大学の水産研究施設や那智勝浦町浦神で完全養殖した県産の近大マダイを使った詰め合わせ商品「近大マダイ 焼味四種食べ比べセット」の販売を始めた。4種類の味で調理した焼き魚入りで、簡単な調理で自宅で楽しめる。

 今年8月に東京駅の新たなエキナカ商業施設「グランスタ東京」内にオープンした同大学の養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所 はなれ」で好評となっている近大マダイの焼き魚料理を商品化。塩焼き、照り焼き、西京焼き、柚庵焼きの4種類の味付けの近大マダイが入っており、食べ比べて楽しむことができる。調理は簡単で、凍ったままの商品を電子レンジで温めるだけ。沸騰した湯に袋ごと入れて3~4分温めるだけでも香ばしい焼き目の魚が完成する。同大学は「新型コロナの影響で気軽な外食が難しい中、養殖魚専門料理店の味を家庭へ届けることで、消費者に安全、安心で、おいしい養殖魚の魅力を伝えたい」と話している。

 「近大マダイの焼き味が四種類入ったギフトセット(12食入り)として販売し、価格は6480円(税込み)。アーマリン近大ホームページ(https://www.a-marine.co.jp)から購入できる。問い合わせはアーマリン近大℡0739424116。

写真=近大マダイを使った焼き魚(西京焼き)