奥みなべの農業女子でつくるみなべ町の「梅遊びグループ」(東栄子代表)の取り組みが、農林水産省近畿農政局の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選ばれ、16日に町内で認定証の交付式が行われた。梅遊びグループは受領地区で「奥みなべ梅林」を開園し、手作りの農家ランチを提供するなどして、梅の魅力を県内外に発信していることが高く評価された。

 梅遊びグループは、受領地区の女性らが中心となって「地域の宝である梅の素晴らしさをもっと広めたい」と7年ほど前に結成。2014年2月には奥みなべ梅林を開園した。単に梅林に来てもらうのではなく、梅についてしっかり学んでもらおうと、ありのままの生産現場を案内する「梅畑歩き」を実施しているほか、梅林の時期は一日バス2台まで限定で手作りの農家ランチ「奥みなべ梅御膳」を提供。オリジナルの梅料理を研究し、人気料理家の館野真知子さんにもアドバイスをもらってメニューを豊富に取り揃えて観梅客を楽しませている。うめ餅など商品販売も行い、地域活性化に取り組んでいる。

 ディスカバー農山漁村の宝は、美しく活力ある農山漁村の実現に向けて地域活性化や所得向上に取り組んでいる事例を認定し、ホームページなどでPRする事業で、近畿農政局では4年目。今年度は近畿で8事例、県内では田辺市の㈱日向屋と2事例が認定された。

 交付式はみなべ町の南紀用水土地改良区事務所で行われ、大川武士和歌山支局長が「地域性、自主性、将来性を体現した取り組みで、皆さんの熱意に敬意を表します」と認定証を手渡した。梅遊びグループからは東代表と初代代表の二葉美智子さんが出席。2人は「今まで地道にやってきたことが評価されてうれしい。梅の魅力を農家の立場から発信し、多くの人に知ってもらうことでファンを増やし、幸せの里づくりを目指しています。これからも時代に合ったやり方で次世代につないでいきたい」と話していた。

写真=認定証を手に東代表㊨と二葉さん