県内の新型コロナウイルス感染状況について、第三波(11月以降)の感染が全年齢層に広がっていることが、県の調べで分かった。第一波(2月13日~6月13日)は50代と60代、第二波(6月23日~10月末)では20代以下の若者が中心だったが、第三波では高齢者のクラスターが発生したことで重症患者が増えたことも特徴となっている。
県が11月末までの感染者についてまとめ、分析した。新規感染者数は、第一波が63人、第二波が212人、第三波(11月1~30日)が177人。
第三波ではクラスターが複数発生し、一日の新規感染者が10人を超える日が多くなり、11月19日は最大の15人。感染者の増加に伴い、入院患者数も増え、11月24日には最高の80人となった。
これまでの感染状況を年齢別でみると、最も多かった年齢層は第一波が50~60代の46・0%、第二波は20代以下の51・4%だったが、第三波では年齢で差異は少なくなっているのが特徴。第一波と第二波に比べて70代以上の感染者が増えているほか、肺炎以上の重症度となった感染者が半数以上で、高齢になるほど重症度の割合が高くなっている。
ほか、基礎疾患を持っている感染者は肺炎を併発する割合が高く、疾患別では糖尿病が89%(38人中34人)、脳血管疾患が80%(10人中8人)、高血圧が79%(47人中37人)と上位を占めた。
感染経路については第一波の2月に院内感染で始まり、第二波の7月は県外からの持ち込みが最多。第三波の11月は家族内感染や県外からの持ち込み、友人間感染が多くなっている。感染経路不明数も増えている。


