美浜町の第8期(2021年度から3年間)介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画策定のための第2回介護保険事業計画等作成委員会(井本秀之委員長)が3日、役場で開かれた。

 今回は、現行の第7期計画から1章増え全6章となる第8期計画書の構成案が示された。新たに追加されるのは、第7期事業の進捗状況として、健康づくりと介護予防の推進、高齢者を支える環境づくりの2つの基本施策の取り組み実績や成果、課題などを明記している。このほか、施策の展開では、「災害・感染症に対する備え」や「介護ニーズに対応する充実した介護保険推進体制づくり」の項目が追加される案となっている。

 介護保険料基準額についても説明があり、今年4~7月の給付実績から推計すると月額6093円となるが、介護給付費準備基金を取り崩し、現状の保険料5880円程度を維持して調整する考えが示された。委員から異議はなかった。現在の同基金保有額は約4460万円で、第7期に入った17年から約2600万円増加しており、健康づくりや介護予防への住民の積極的な参加などが要因とみられている。 

写真=事務局から保険料の説明を聞く委員