南部高校など県内の農業関係4校の生徒でつくる県農業クラブが、手作りの産品を持ち寄る「MKAK(マクアク)市場」が28日、田辺市の県情報交流センタービッグUで開かれ、好評だった。

 同クラブは毎年、意見発表などで交流しているが、2017年度に「農業高校の魅力を発信したい」と同市場を初開催。毎年この時期に開いており、これまで3回は和歌山市内だったが、今回は初めて紀南を会場にした。

生徒が授業で栽培した野菜や花、加工品がずらり。南部高校生も多数出品し、クリスマスに向けたポインセチアのほか、パンやアイスクリームが人気で、たくさん売れた。同校オリジナルのゆるキャラ「みらい(味来)ちゃん」も来場者を出迎えて盛り上げた。展示ブースも設け、日ごろの活動をPRした。来場者からは「生徒たちがこんな活動をしているとは知らなかった」との声が聞かれた。

写真=人気となった南部高校のブース