トルコ西部イズミル県のエーゲ海で10月30日に発生した地震を受け5日、日本・トルコ友好の原点の地である和歌山から被災者を支援しようと、県と県内30市町村が一体となって義援金を募っている。

 仁坂知事と、田嶋勝正串本町長が呼びかけ人となり、賛同した県内全30市町村で義援金を募集し、集まった募金は駐日トルコ大使館へ贈られる。義援金の受け入れ口座は紀陽銀行県庁支店の普通口座414310、口座名義「和歌山県トルコ震災を支援する会」で受け付けている。

 美浜町では、役場の住民課、出納室窓口と中央公民館に募金箱を設置し、協力を呼びかけている。

 県とトルコは、1890年に串本町沖であったトルコ軍艦エルトゥールル号沈没事故で、地元の人たちが乗員を救助し、献身的に看護したことが、友好関係のきっかけになったとされている。

写真=募金箱を手に協力を呼びかける職員(美浜町)