犯罪のない安全なまちづくりを目指す「全国地域安全運動」(11~20日)の取り組みで御坊署は16日、多発する自転車盗の被害を防ごうと、JR御坊駅前の駐輪場で、鍵かけや鍵を2つ装着する「ツーロック」の啓発絵札を自転車に取り付ける活動を行った。

 署員4人が駐輪場内を巡回し、鍵かけの状態をチェック。無施錠の自転車や鍵が1つの自転車に、「盗難注意」の文字や鍵かけ、ツーロックを呼びかける絵札を取り付けていった。

 生活安全刑事課生活安全・少年係の片山隆志巡査部長は「自転車盗は継続的に発生しており、その被害のほとんどが無施錠。鍵かけはもちろんツーロックや防犯カメラに映る位置に止めるのも対策になります。また、無施錠を狙った車上狙いと同じように、ちょっと離れる場合でも前かごに物を置いておくのも危険です」と注意を呼びかけており、「被害を減らせるようこれからも地道に活動を続けていきたい」と話していた。

写真=自転車に注意を呼び掛ける絵札を取り付ける署員