10月1日から酒税税率が改定されるのに伴い、「家計の味方」といわれる第三のビールの価格が350㍉㍑缶で10円の値上げとなる。全国的に消費者の駆け込み需要が増えているなか、日高地方のスーパーなどでも特設コーナーを設けて対応。店側からは「今週末ごろから、いま以上にまとめ買いが増えてくるのでは」という声も聞かれる。
酒税法の改正でビール系飲料の酒税が大きく変更。ビールは350㍉㍑当たりで酒税が77円から70円に安くなる一方、第三のビールといわれる新ジャンルは28円から38円に10円引き上げられる。発泡酒は麦芽25~50%が62円から59円に3円安くなり、麦芽25%未満は現状維持で47円のまま。平等性を保つため酒税の差を減らした。
この酒税改定が価格に変動し、350㍉㍑缶のビールは7円の値下げとなるが、一番安く買える第三のビールが10円の値上げとなる。新型コロナで影響で宅飲みが増えるなか、第三のビールの愛飲者からは家計への負担を心配する声も聞かれている。
日高地方の小売り店も駆け込み需要に対応。御坊市内のスーパーによると、「第三のビールの売り上げは昨年の9月と比べて1・2~1・3倍程度に増えている。先週末には5、6箱をまとめて購入するお客さんもみられた。酒税が変更する10月1日に近くなるほど、駆け込み需要が増えてきそうで、十分な在庫を用意しています」と話している。他のスーパーでも「先月に比べて酒類の売り上げが上がっている。今年は秋祭りによるお酒の購入がないので、酒税の改正による駆け込みにつながっているのでは」と話している。
一方、ビール党の消費者からは「いつも家計に負担の少ない第三のビールを購入しています。近いうちにまとめて買おうと思います」「いつも安いビールを選んで買っているので、第三のビールが値上げとなるのはちょっとショックです」という声が聞かれる。


