和歌山地方検察庁の新しい検事正に、飯島泰氏(54)が23日付で着任、和歌山市の地検で記者会見し、「県民の皆さまの安全安心をより高めるべく、一つ一つの事件に誠実かつ真摯(しんし)に向き合っていきたい」と抱負を語った。
飯島検事正は横浜市出身で、一橋大学法学部を卒業後、1992年4月に東京地検の検事として入庁し、法務省刑事局公安課長や最高検検事を歴任。昨年4月から盛岡地検の検事正を務めていた。
会見では「目標の実現には県民からの信頼が何より重要」とした上で、県警をはじめ関係機関と緊密な連携を図り、「悪質な特殊詐欺事件が全国的な問題になっている。和歌山でも撲滅を目指して尽力したい」と強調。法務省で犯罪被害者らの保護に関する法律づくりに携わった経験を踏まえ、「被害者やご遺族の気持ちに寄り添うのは大事。他方、被告人らの権利を保障するのも大事で、両者のバランスをとることが重要」と述べた。
また、司馬遼太郎の作品を愛読する歴史好きで、過去には県内を訪れたこともあるという。和歌山の印象については「熊野三山や高野山といった風光明媚(めいび)な歴史的文化遺産が多い」と述べ、「再び史跡や名所を訪れるのが楽しみ。趣味の写真を撮って回りたい」と話した。
写真=会見で抱負を語る飯島検事正


