任期満了に伴うみなべ町長・町議ダブル選は、29日の告示までいよいよあと5日。町長は現職小谷芳正氏(70)=筋=の無投票4選がほぼ確実。定数14の町議は現職12、新人3の15陣営が出馬の構えで、ほかにうわさもなく、このまま1人超過の選挙戦が濃厚となっている。町議は平成の合併から5期連続の選挙戦となりそうで、目立った争点もなく、町民は「泣くのは誰か、トップは?」と得票に関心が集まっている。

 2004年10月、旧南部町と南部川村の合併でみなべ町が誕生して以降、町議選は4回行われており、いずれも選挙戦となった。04年は定数16に対して20人が出馬する大激戦となり、町民の関心も高く、投票率は89・89%。08年から定数が現行の14となり、1人超過の少数激戦は投票率が10㌽以上下がり、77・97%。12年も1人超過で投票率73・94%、16年の前回は3人超過の激戦となり、投票率も74・65%にアップした。

 今回の町議選は、今年に入って定数や報酬について検討。地区懇を開くなどして住民から意見を収集して審議した結果、現行の14のまま行うことに決めた。今回は低調ムードで、1人目の新人の出馬表明は告示1カ月前。今月に入って2人が相次いで表明し、ようやく選挙戦突入が確定的となった。出馬を検討していた男性や、ほかにもうわさはあったものの具体化しておらず、このまま1人オーバーの選挙戦となりそう。

 町長選の無風状態もあって、町議選での目立った争点はなし。町民からは「どんな考えを持っているのか聞いてから誰に投票するか決めたい」との声も多いほか、「誰が上位になるのか」と得票に関心が高まっている。すでに各陣営とも事務所を開設するなど本番へ向けて準備を整えており、「泣く一人になりたくない」とし烈な選挙戦が展開されそうだ。

 9月1日現在の有権者数は、男性4906人、女性5534人の計1万440人。町議選に出馬が予想されるのは新人、現職別に次の15氏。

 【新人】細川安弘(60)=筋=▽山本秀平(28)=晩稲=▽棒引清(58)=清川=【現職(議席順)】谷本吉弘(62)=埴田・2期=▽永井幸喜(59)=東本庄・1期=▽天野仁(70)=埴田・2期=▽井口雅裕(66)=芝・2期=▽丸山幸雄(66)=西本庄・1期=▽池田三千留(59)=東吉田・1期=▽原田覚(46)=山内・3期=▽出口晴夫(61)=東岩代・1期=▽真造賢二(58)=東本庄・2期=▽宮﨑繁幸(61)=芝・1期=▽玉井伸幸(66)=芝・1期=▽下村勤(76)=高野・4期=