24日午後3時に爆破や銃乱射を予告する投稿があった御坊市役所で犯行予告当日、午前中は職員が庁舎内を巡視したり、ごみ箱を撤去したりして警戒に当たった。

 爆破予告を巡って市は23日、あらためて御坊署に相談、アドバイスを受け、24日に職員による不審物がないかのチェック範囲を、身の回りから庁内全体へ拡大。爆発物が隠されそうなダストボックスは1カ所に集めた。

 県内自治体への爆破予告は、24日までに御坊市のほか、橋本、海南、那智勝浦の各市町などで確認されている。全国的に類似の爆破予告が相次ぐなか、御坊市は現時点で実際に事件に発展したものが確認されていないことや他の自治体の対応状況から、警察と連携して警戒を強化したうえで通常通り開庁。24日午前中、担当職員は「万が一に備え、職員全員で緊張感を持って警戒に当たりたい」と表情を引き締めていた。

写真=ごみ箱を集める職員