九州の西を北上した台風10号の影響で、県内も6日から7日にかけて、強い風が吹くとともに断続的に激しい雨が降り、交通機関が乱れた。

 台風10号は近畿地方を風速15㍍以上の強風域に巻き込みながら北上し、日高川町のアメダス川辺観測所では7日午前9時前に最大瞬間風速26・2㍍を観測。同11時までの1時間に48㍉の激しい雨が降った。

 いまのところ大きな人的、物的被害は確認されていないが、由良町では大引~小引地内の海岸沿いを通る県道御坊由良線が6日午前7時から、3200㍍にわたり越波のため全面通行止め。7日午前中も高波が水しぶきを上げながら防波堤を越えていた。道路には金属性のバリケードが設置され、通行止め区間に位置する白崎海洋公園も6日から休業となっている。

 このほか、JRきのくに線では7日午前6時50分ごろ、箕島―初島駅間の上り線の架線に飛来物が付着しているとの連絡があり、御坊―和歌山間で普通列車の上り、下り各5本が部分運休。特急くろしおの24分ほか、普通列車に5~56分の遅れが発生し、約3000人に影響が出た。

 南紀白浜空港では7日、日本航空の東京・羽田を結ぶ便で、午前と昼の2往復が欠航。和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーも、6日午後4時以降の上下7便が欠航、7日は終日欠航となった。

写真=全面通行止めとなっている由良町内の県道(7日朝)