JR西日本は18日、今月7~17日の盆期間中の特急列車利用状況を発表。きのくに線特急くろしおの利用は、上下線合わせて約2万9400人で、前年比39%にとどまった。

 特急くろしおの和歌山~箕島駅間の利用者数は、新宮方面が1万5109人で前年の40%、新大阪方面が1万4314人で前年の39%だった。利用のピーク日は新宮方面が13日で1725人、新大阪方面は16日で1993人。利用者が最も多かった列車で、新宮方面は13日のくろしお1号で52%、新大阪方面が16日のくろしお号24号で54%の乗車率だった。JR西日本エリア全体の在来線利用者は前年の25%。

 JR西日本和歌山支社は、新型コロナウイルスの影響で帰省を控えた人が多く、例年に比べ利用客が減少したとみられるが、他県で見合わされた海水浴場の開設もあり、ほかの在来線より利用率が高かったのではと分析している。