みなべ町埴田のイラストレーターまつしたきょうこさん(本名・松下恭子)と、同町北道のシルバーアクセサリーデザイナー下﨑精次さんの2人展「シーフォレストに僕は生き」が17日から、上富田町、JR朝来駅前の「Rカフェ」で開かれる。海や森など自然がテーマで、まつしたさんは動物を中心にしたイラストや立体作品、下﨑さんも自然をイメージしたアクセサリーを出展。ともに販売も行う。

 イラストレーターとして活躍するまつしたさんは、これまで第25回箕面手作り紙芝居コンクールで最優秀賞を受賞し、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」を紹介する絵本を手がけるなど地元で有名なアーティスト。下﨑さんは元歯科技工士で、技術を生かしてシルバーの魅力を伝えたいと、北道でシルバーアクセサリーの店舗「REVE(レーヴ)」を開業。リング、ネックレス、ピアスなどを手作り、インターネットでも販売している。

 まつしたさんは数年ぶりの個展を企画していたところ、下﨑さんと知り合い、「同じみなべ町で活動するアーティスト同士、一緒にやろう」と声をかけて初の2人展を開催することにした。ともに12点ほどの作品を展示する予定で、まつしたさんは現在も作品作りに励み、﨑崎さんもテーマに沿うアクセサリーを選んで出品することにしている。

 展示販売は9月30日までで、時間は午前10時から午後4時まで。来店者にはお楽しみの特典もある。今月末からは土日を中心に会場でイベントも検討中。2人は「豊かなものを豊かなまま次の世代にバトンタッチできるように、テーマを自然にしました。イラストやシルバーアクセサリーの魅力を楽しんでもらいたいので、ぜひ気軽にお越しください」とPRしている。

 定休日等の問い合わせはRカフェの梅本さん℡080―6126―8642。

写真=2人展を開催するまつしたさん㊧と下崎さん