日高郡市ジュニアバレーボール連盟主催、本紙協賛の第20回日高新報杯ジュニアバレーボール大会が2日、美浜町体育センターをメイン会場に開催され、6年生主体のAリーグに15、5年生以下のBリーグに5の計20チームが参加して熱戦を展開した。Aリーグは堅実なレシーブ力と県内上位の攻撃力を発揮した南部女子Aが3年ぶり12度目の優勝を飾り、稲原が準優勝。Bリーグは南部男子Cが制した。

 大会は4月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。すべての選手、関係者の検温、消毒など予防対策を徹底して開催した。

 Aリーグは4組に分かれて予選リンクを行い、各組上位2チームが決勝トーナメントで対戦。南部女子Aは庄司、火縄のダブルエースが強烈なスパイクで得点を重ね、全員が高いレシーブ力、塩路のトスワークも光り、決勝では稲原を2―0(21―15、21―17)で破った。石上貴一監督は「サーブミスからリズムを崩す場面が目立ったが、最後はよく粘り抜いた。持てる力を本番で発揮できるよう原点に戻って練習し、次の大会に備えたい」と気を引き締めた。

 稲原はエース丸木の打点の高いスパイクや、野村のサーブ、古田を中心とする粘りのレシーブでシーソーゲームを演じた。塩路英司監督は「準優勝は悔しいが、選手はよく頑張った。次回は優勝できるように練習したい」とリベンジを誓った。

 3位は内原が決定戦で川辺ひかりAを下して入賞した。

 個人賞と上位3チームのメンバーは次の皆さん。

 【個人賞】優秀賞=火縄友基(南部女子A)、野村咲(稲原)▽敢闘賞=石方開城(内原)、前田耀太(川辺ひかりA)、中井紀子(印南はまゆうA)、橋本莉奈(名田ソレイユ)、久保綾芽(南部女子B)、濱口滉大(南部男子A)

 【メンバー】南部女子A=石上貴一(監督)、石井尚之(コーチ)、庄司妃華、築山奈那世、中田夕貴、塩路里葉、火縄友基、岩﨑優月▽稲原=塩路英司(監督)、杉本正秀(コーチ)、岡崎みち(マネジャー)、野村咲、丸木かりん、古田愛純、平野倫皐、中垣希洸、原那奈夏、夏見侑芽、中家麻里安▽内原=西岡みゆき(監督)、串本美恵(コーチ)、中馬未来(マネジャー)、石方開城、白井稟子、串本琉夏、梶本歩夢、宮井莉子、串本聖奈、白井望登、梶本怜愛、河村葵

写真=優勝カップを手に喜びいっぱいの南部女子A