御坊保健所管内での新型コロナの感染確認を受けて、御坊市は27日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、これまでの状況と今後の対応を確認した。

 初めに本部長の三浦源吾市長が「これまでに引き続き感染拡大防止に努めていくが、決して恐れず冷静な行動をお願いします。不確実な情報に惑わされて人権侵害につながるようなことがないようにしてほしい。『どこの誰が』と言っても仕方ない。正しく対応してください」。「経済を再生させながらの第2波、第3波への対応になってくるが、正しく知って、一人ひとりが新しい生活様式を守った中での両立が大切になる。職員が市民の模範となるよう行動してもらいたい」と求めた。

 市では御坊保健所管内での発生確認後、健康危機管理調整会議から同本部へ庁内体制を切り替え、市ホームページと市内放送で同保健所管内での発生、注意喚起、冷静な対応を広報。25、26日、市健康福祉課に電話での対応窓口を設置し、3件の相談があった。

 今後の対応について、市が開催するイベントは小規模、大規模とも方針はそのまま。小規模イベントは県の「県民の皆様へのお願い」に沿って感染防止対策を徹底し、大規模イベントは国の開催制限段階的緩和の目安に沿って対応する。市が開催する会議についても感染拡大防止対策を徹底。職員に対しては接触確認アプリのインストールと周知、新しい生活様式の確認、正確な情報の確認と冷静な対応のほか、感染が多い地域での会食を控えるよう呼びかけた。

写真=あいさつする三浦市長