週刊少年ジャンプに連載中の漫画「Dr.STONE(ドクターストーン)」を紹介します。

 ストーリー 主人公の科学部部長・石神千空の幼なじみ、大木大樹は以前より想いをよせていた小川杠に告白しようと学校の楠の木の前に呼び出す。しかし、その瞬間、空が眩く発光し全人類が一斉に石化するという怪現象に襲われてしまう。それから3700年後、石化が解け自由な身体を取り戻す千空と大樹だったが、そこは樹木が生い茂り、科学文明が滅んだ世界だった。千空は持ち前の頭脳で科学文明を再建させることを決意。そして石化から復活させる方法も突きとめ、霊長類最強・獅子王司を復活させる。だが、司は自身の思想に合わない人間を容赦なく排除する危険人物だった。それに気づいた千空は司を止めるため「木炭」「硫黄」「硝酸カリウム」で火薬を、つまり銃をつくろうと目論むのだったが…。

 ストーリーはフィクションですが作中に出てくるものは実際にできるもので、普段、当たり前に使っているものがどういう原理でできているのか漫画で学べます。

 例えば、火薬の原料の「木炭」は木を燃やして、「硫黄」は温泉地で、「硝酸」はコウモリのフンを元にして採取できるそうです。火薬だけではありません、千空は鉄やガラス、そして電気まで作りあげていきます。

 ゼロから電気まで作る千空が「科学文明にまず欲しい一番重要なものは?」という問いに「炭酸カルシウム」だと答えます。農業や建築に重要なうえに、ばい菌を浄化する医者がわりの命の石〝ドクターストーン〟(=石鹸)がつくれるといいます。原始時代でも科学が発展した2020年でも石鹸での手洗いは重要ということでしょうか。

 本日、最新16巻発売です。