俳優の杉良太郎さん(75)と妻で演歌歌手の伍代夏子さん(58)が30日、和歌山県庁を訪れ、仁坂吉伸知事と福祉保健部の野㞍孝子技監に厚生労働省が進める「知って、肝炎プロジェクト」の連携を求めた。

 同省は2013年から国民に肝炎の早期発見・治療を呼びかける同プロジェクトを推進しており、杉さんは特別参与、伍代さんも特別大使として啓発活動に協力。今年2月には和歌山県が肝炎の集中広報県に指定された。

 杉さんは「いろんな啓発行事を通じて検査の重要性等を発信していくので、(2年前の)肝がん死亡率全国1位から脱却してもらうとともに、県民の皆さんに自分の健康を自分で守る意識を高めてもらいたい」、伍代さんは「C型肝炎はいまは飲み薬で治せます。ぜひとも検査、治療を受けてください」とし、仁坂知事は「今後も検査を受ける重要性を県民に訴え、広報活動にもできる限り協力したい」と答えた。

 杉さんと伍代さんはこの日、同じように和歌山市も訪ね、尾花正啓市長と懇談した。

写真=仁坂知事とプロジェクト特別参与の杉さん㊧、特別大使の伍代さん