宝くじで億万長者。何ともうらやましく、夢のある話。先日、御坊市内の宝くじ売り場で、ロト6の1等3億6400万円の当選者が出た。

 ロト6は1~43までの数字の中から6つを選んで購入。毎週月・木の2回、「夢ロト君」と呼ばれる抽選機を使って数字が選ばれる。数字6つが当たれば見事1等。キャリーオーバーがあればマックス6億円がもらえる。ちなみに今回は当選者が2人だったが、1人しか当選していなかったら6億円になっていた。まあ、3億6400万円もあれば十分だと思うが。

 年末ジャンボのような番号が決められた宝くじではなく、自分で数字を選択するロト6は、よく「どこで買っても同じ」という話を聞く。しかし、一概に関係ないとは言い切れない。「風が吹けば桶屋がもうかる」という話があるように、一見無関係なことでも、何か影響の連鎖が起きて、全く違う場所や物事に変化をもたらす。つまり、今回1等に当選した人が、もし別の時間帯や別の場所でロト6を購入していたら、そのことが影響して夢ロト君は別の当選数字を選んでいたかもしれない。ずばり、その時間、その場所で買ったからこそ当たったのではないだろうか。また、売り場が持つパワーというか、その売り場で買ったからこそ、その当選数字が来たとも考えられる。もはや宇宙の真理のようなもので、理解は難しい。

 ロト6の当選確率は約600万分の1。人がその人として生まれる確率は何億分の1とか何兆分の1とか言われる。人は生まれた時点で超強運の持ち主。ならばロト6ぐらい簡単に当たりそうだと自己暗示をかけ、今週も夢を見たい。(吉)