日高広域観光振興協会(金﨑昭仁会長)は、日高地方発祥の品種、品目にこだわった「ひだかブランド」をPRするロゴマークを作り、5日、日高振興局でお披露目会を開いた。

 ひだかブランドは昨年6月、日高地方発祥の特産普及と販売促進を目的に登録された。すでに幅広い人気と知名度を誇る「日高発祥ブランド」と、これから県内外へアピールする「日高新星ブランド」の2種類、計12品目。日高発祥ブランドはゆら早生、南高梅、金山寺味噌、黒竹民芸品の4品で、日高新星ブランドは紀州あかもく、衣奈そだち、ごんちゃん、かきまでご飯の素、ハリワカメ、衣奈わかめ、松ブランド野菜、幸せくるる御坊のお菓子の8品となっている。

 今回作成したロゴマークのコンセプトは、「日高地方1市6町、みんなで育てる新たなブランド」。「ヒダカ」の「ヒ」をブロックにデザインし、市町に見立てた7つのブロックが集まって1つの星(シンボル)をつくり、新たなブランドを育てていくというストーリーを表現。中央に描かれた黄緑の葉は日高新星ブランド、濃い緑の葉は日高発祥ブランドを表している。関連商品を取り扱っている事業者の活用を促進し、地域住民や観光客に対してブランドの認知を高めていくことが狙い。

 5日のお披露目会には、金﨑会長、中村一人振興局長らが出席。金﨑会長は「1市6町が強くまとまったことを表すロゴ。日高地方発祥のブランドを多くの人に知ってもらい、消費につながれば」とあいさつ。事務局の服部克彦企画産業課長は「サービスエリアや物産展などでアピールし、ロゴをみれば日高地方の物産と分かってもらえるようにしていきたい」と話している。

写真=ロゴマークを発表する金﨑会長㊧と中村振興局長