第五福竜丸の悲劇を訴えた絵本「ばらの祈り 死の灰を越えて」を企画した静岡県の粕谷たか子さんらは、チャリティー企画「コロナ禍子ども支援」を実施。絵本や紙芝居のDVD等の売り上げから、和歌山県の2団体を含む子ども支援団体等7団体に寄付を行った。

 県内で支援を受けたのは、御坊市のオーシャンズ学童保育(田端範子代表)、和歌山市の子どもの生活支援ネットワーク「こ・はうす」。各3万円を寄付した。杉村邦雄さん(83)=日高町小中=が多くの絵本購入で協力したことから、和歌山県の団体への寄付となった。ほかは静岡県内の4団体とあしなが育英会。

 粕谷さんは「4月中旬から5月末までに、絵本の販売と寄付金で24万8000円が集まり、送料・経費を差し引いた21万円を7団体に寄付させていただきました。大勢の方にご協力いただき、ありがとうございます」と感謝を話している。