新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている飲食店や宿泊施設を応援しようと、紀南地方の有志グループ「げんき注入実行委員会」(澁谷天外代表)が、「紀州みらいチケット」を作成した。アフターコロナに店を訪れて使うために料金を先払いするシステムで、2000円券と5000円券の2種類。すでに12店が加盟、県内全域を対象にしており、御坊日高の店舗にも利用をPRしている。

 松竹新喜劇の代表も務めている澁谷さん(白浜町)が中心となり、有志のメンバーと「少しでも店の力になりたい。何かいい方法はないか」と検討。広島県内での同じような取り組みを参考にしてみらいチケットを考案した。

 売り上げが減少して厳しい経営を強いられている店側にとっては、チケットを購入してもらうことで運営資金を得られることになる。苦境の店を応援したいと思っている常連客も、チケットを購入するだけで気軽に力になることができ、双方にとってメリットがある。加盟店はみらいチケットのホームページに掲載しており、PR効果で新規客獲得につながることも期待されている。

 同実行委員会はチケットを印刷し、希望する店舗に無償提供するだけ。チケットは、プレミアムが一切ない支援型商品券。県内すべての飲食店や宿泊施設が対象で、チケットの販売はそれぞれの店と顧客の間で行われる。チケットの裏面に店主の捺印がないものは無効で、購入した店や施設でのみ使用できる。基本的に使用期限はなく、1人1回1枚まで使える。

 澁谷代表は「この未曾有の経済打撃をみんなで生き残るために考案しました。チケットは基本的に無期限で有効ですが、万一、店が何らかの事情で営業をやめたとしても一切の補償はありません。いろんなリスクも含めて支援と考えてほしい。今できる支援をして、コロナ終息後に行きつけの店で楽しみましょう」と呼びかけている。

 参加希望店舗など詳しい問い合わせは同実行委員会事務局の浦さん℡0739―34―2705。

写真=チケットを手に利用をPRする澁谷代表