美浜町の浜ノ瀬から和田にかけての松林一帯で12日、今年度1回目の松くい虫防除薬剤地上散布が行われた。

 早朝から薬剤業者や町と県の職員らが9台のトラックに分かれ、180倍に薄めたスミパイン乳剤をスパウターと呼ばれる大型噴射機と動力噴霧機を使って松に散布した。

 松を枯らすマツノザイセンチュウは、マツノマダラカミキリに寄生し松の木から木へ移動するため、マツノマダラカミキリが活動を始めるこの時期に、毎年3回薬剤の地上散布を行っている。

 次回は6月2日、第3回は23日に予定している。

写真=スパウターを使って松に薬剤を散布