美浜町商工会(橋本健治会長)は30日、籔内美和子町長に対し、新型コロナウイルスの影響で経営難に陥った事業所への支援を要望した。

 橋本会長は「コロナの影響で商工会員は経営に苦労しており、4月に入ってからは悲鳴が聞こえてきています。地域にとって必要な小規模事業者を守るためにも、さまざまな事業者向けに特別給付金や国の雇用調整助成金に町の追加支援などの施策を講じてもらえるようお願いします」と要望書を手渡した。

 大串泰弘事務局長は「飲食店や美容業、建設業などいろいろな業種にわたって影響があり、売り上げが9割以上減少している店や、すでに休業に追い込まれている店舗もあります。先の見えない不安な現状を踏ん張り、終息後すぐスタートできるよう支援策の検討をお願いします」と厳しい現状を訴えた。

 籔内町長は「皆さんに喜んでもらえるような対策はどのようなものか、頭を悩ませています。関係課長と検討させていただきます」とし、国からの1人10万円の給付金について「申請しない考えだったが、受け取って町内で全て使い、個人としても支援したい」と話していた。

写真=籔内町長に要望書を手渡す橋本会長